
女神の心得 -第4章-

"いま"しか存在しない
時間(年、月、日など)という概念は
その分かりやすさから
生きていくうえで必要ではありますが
本来は"いま"という瞬間の
繰り返しでしかなく
過去や未来というものは存在しません。
つまり時間は
過去→現在→未来には流れておらず
いまこの瞬間によって創造された
波動エネルギーが、時間差によって
この社会のしくみを通して
あなたのもとにやってきています。
そうなると、まだ起きてないことに
不安を抱く"取り越し苦労"とは
ただ望まない未来を創るだけです。
そして、過去とは記憶であり
もうすでに存在していない幻想ですが
あなたがその記憶をもとに
自分やまわりのものをイメージして
それを実際に強く信じているため
その影響が実際に創造されているのです。
人が恐れを語っているとき
それらは過去の経験をもとにして
未来の出来事を予想しているだけで
本当は存在しない二点のあいだで
身動きがとれなくなっています。
過去や未来は存在せず
創造の力は"いま"しかはたらかないので
"いま"に集中して
よい気分になるものを選び続けてください。
どうしても気分が晴れないときには
「安らぎがもたらされるのは
いまこの瞬間に集中したときだ」
ということを思い出しましょう。
無意識に流されるまま
人格による思考に委ねるのではなく
女神として"いま"を生きてください。
女神のハートから声を聞く
恐れをもとに、あなたに指令を出す
人格の側面のことを"エゴ"と呼びますが
この"エゴ"は、いろいろな要因から
あなたの内なる神性の声を
ブロックをしようとしています。
エゴの思考パターンは
"防衛しようとすること"を第一に
自分のさまざまな知識や感情の中から
解決策を見つけようとするだけで
あなたの理想の人生を創る力はありません。
万物の源《神》の一部である
あなたの内側からの声こそが
あなたを奇跡の人生へと導きます。
恐れ(不安、焦り、執着)の中で
「どうしたらいいのか」という手段を
頭でグルグル考えているときは
"エゴ"からの声しか聞こえてきませんが
リラックスして、よい気分でいるとき
あなたのほんとうの声が聞こえます。
どちらの声かを判断するには
愛(ポジティブ)からなのか
それとも恐れ(ネガティブ)からなのか
その発生源を特定すれば分かります。
また、ここでは"声"と表現していますが
実際には言葉で伝わってくるとは限らず
さまざまなパターンがあるので
言葉(音)以外の声をご紹介しておきます。
①閃き(インスピレーション)
いい気分からの"ふと"の感覚は
(直感とも呼ばれる)神性からの声であり
あなたの理解をはるかに超えた領域から
素晴らしい知恵を授けてくれます。
②強い共感(シンパシー)
誰かから何かを聞いたときや
本を読んだときなどに「これだ!」と
まるで大切なことを思い出すような
ピンときた、腑に落ちた、という感覚は
あなたの神性からの声です。
③繰り返す経験
なぜか何度も同じ経験を
繰り返しているとするならば
それは神性からの声です。
「ほんとうのわたしはどうしたい?」と
問いかけると、答えがやってきます。
④ありのままの感情
じつはあなたの神性の声は
感情という形でいつも伝えられています。
偽りのない感情が浮かんできたら
台詞(言葉)をつけてみてください。
「こうするべき、こうあるべき」と
世間で囁かれていたり
いろいろな人たちの声がありますが
たとえ尊敬する人の意見であっても
どの声を選択するのか
最終的には、必ずあなた自身の内側にある
女神のハートからの声を聞いてください。
内側を調和する
どうしても神性からの声が
聞こえにくいときは
エゴが反発している可能性があります。
分離という勘違いによって
自己を防衛しようと考えるエゴは
新しいことしようと考えたり
無限の可能性を発揮しようとする行為に
特に強い抵抗を生み出します。
このエゴを敵視したり
排除しようという考えもありますが
万物の源の一部であるあなた自身が
この物質世界を味わい尽くすための
愛の創造物です。
エゴをありのままに愛するために
まずはエゴの思考パターンや
存在そのものを
まるごと赦してあげましょう。
定期的に「あなたを愛しています」
「わたしを信頼してください」と
やさしく声をかけてあげてください。
外側のコミュニケーションばかりが
重要視されている世の中ですが
あなたの神性、人格、身体との
愛のコミュニケーションを大切にして
"内側の調和する"ことが
ありのままの声を聞く秘訣です。
愛の昇格試験
この世界には正邪(正しい/間違い)は
存在しませんが
あなたが何らかの理想を抱いている場合
(無意識の中にあるかもしれない)
それに対して効率的か非効率なのか
という概念は存在します。
※例えば、北にある街に行きたいのに
南の街行きの電車に乗るのは非効率です
このことを伝えてくれる存在がいなければ
非効率な原因も特定できないまま
人生を終えてしまうかもしれません。
そこで、あなたの内側にある神性が
軌道修正させるような
考え方、行動、閃きなどを促すために
あなたにとって心地よくないと感じる
さまざまな経験を用意します。
それを無視し続けることは
あなたの理想の道から脱線したままの
状態になるからこそ
繰り返し警告してくれるわけです。
どんな出来事が目の前にあっても
どんな難題が現れたと思っても
「これは自分のほんとうの声を聞くための
チャンスがきたんだな」と
できる限り捉えてみてください。
ちなみに、よく言われることですが
「あなたが必ず超えられる
最善のタイミングでやってくる」
というのは本当です。
人によっても、理想によっても
じつに状況はさまざまですが
すべてに共通する解決パターンがあります。
それは、いまよりもさらに
愛で考え、行動するように
心掛けてみることです。
つまり、本来は愛しかないこの世界で
あなたにやってくる難題は
"愛の昇格試験"ということなのです。
わたしたちは、一筋縄ではいかない
この物質世界の特性を楽しむために
自ら望んでやってきました。
そういった過程の中で
かけがえのない絆が育まれていくことも
この世界の素晴らしい醍醐味です。
お金は愛の循環ツール
お金とは紙幣や硬貨のことを指しますが
(近年では電子マネーなどもありますね)
これらも波動エネルギーなので
人によって変化する、実態がないものです。
お金はお金と認識されているだけで
良いもの、悪いもの、という印象は
それぞれの人格フィルターを通して
判断しているにすぎません。
あなたはどんなものに
お金を払いたいと思いますか?
大切なことは、お金そのものではなく
愛が込められた物や
体験にお金が動いていることです。
人々は、お金という物質を通して
愛の波動エネルギーを循環することで
自らをより素晴らしく再創造しながら
この世界を繁栄させています。
お金が循環するからこそ
「さらに素晴らしいものをつくろう
サービスを生み出そう」という
新たなエネルギーが生み出されるのです。
もし仮にお金が存在しなくなれば
道路などの整備もままならず
移動手段すら無くなるかもしれません。
だからこそ、職業形式などに関わらず
「お金持ちになりたい」と願うことは
とても素晴らしいことであり
お金が豊かになっていく
(豊かさに向き合う)ということは
あなたの可能性を
最大限に発揮することになるので
この世界の繁栄に
大きく貢献することだといえます。
もしお金が充分満たされてないときは
お金に対してのイメージが悪くないか
または"ない(不足)"という
波動エネルギーになっていないかを
見直してみてください。
たとえ実際に充分ではなくとも
いま"ある"お金に対して
「ありがとう」と感謝しましょう。
ここで、効果の高いワークを
一つご紹介します。
幼少期から現在までを振り返ってみて
どれだけあなたがお金によって
いろいろな体験ができたのかを
少しだけイメージしてみてください。
(学校前の朝食、住んでいた家、衣服
教育、旅行、カフェ会、病院、ペット、
プレゼントなど…きりがないくらい)
これまでの人生であなたに与えられた
すべてのお金に感謝することで
あなたの波動エネルギーが変わり
お金に関する奇跡が起こります。